season's cake 073 1/1




『ゆらぎの鼓動』


体温よりも温い風が、灯りを揺らす
細い吐息に、紅い影が揺れては踊る

ほら、
またひとつ
零れた言葉に片足を

消シテ 消シテ 消シテ

ほら、
もうひとつ
紡いだ音に片足を

消シテ 消シテ 消シテ

そろり、そろうり
忍び寄る闇の気配に、こんなにも心が躍る

消シテ 消シテ 導イテ

百の灯りが消えたなら、
私はようやく彼方へゆける
私はようやく堕ちてゆける

消シテ
消シテ

導イテ

…早く




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