season's cake 075 1/1
『皓月』
いつの間にか空の遠い夕暮れ
風に刷かれて薄く煙る雲の向こう
満ちゆく円は皓月
おだやかに
おだやかに誰かを想うのが
こんなに似合う時間はほかにない
そんな感覚
あの風の向こう
あの皓月の向こう
暮れては明ける光の向こう
繰り返され満ち引く向こう
皓月のキャンバスにその笑顔を浮かべて
満ちゆくあたたかさに照らされる夜
いつしか想いが満ちて溢れるとしたら
零れる先にきみがいるといい
風の吹く先に
いつでもきみといれたらいい
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