star sugar 013 1/1
ver.13.1
もうすぐ雪は降り止んで
静けさの中に あなたの足音
合鍵をちゃりっと鳴らして
会いたいと告げる前に
私に会いに来る あなたの足音
想う気持ちの、優しい甘さで
私を溶かす あなたの足音
ver.13.2
疲れたの、だから放っておいて
しばらく独りにして
疲れたの、だから放っておいて
しばらく距離をおいて
優しいふりなんてしてくれなくていい
こっちを見たり、声をかけたり
肩を抱いたりしてくれなくていい
あなたを想い続けることに疲れたの
だからあなたを嫌いにならないように
しばらく私を放っておいて
あなたを好きだと想っているままで
しばらく私を放っておいて
ver.13.3
日暮れる窓辺であなたが言う
「明日は晴れそうだね」
私は黙ったままカップを空ける
せめて空が泣いてくれたら
浮かばれるとでも言いたいのかしら、と
日暮れる窓辺に酔うあなたには
多分通じない、多分解らない
私をちゃんと見ようとしない
そんなあなたへの不満など
「そうね、明日は晴れそうね」
こんなすれ違いも今日で終わり
私の空にかかる雲とも、今日でお別れ
ver.13.4
助手席のナビは地図が読めない
帰り道を覚えない
目を離すと迷子になりそうになる
…でも、それでいい
決められた地図はいらない
過去へ戻る道もいらない
迷うならどうか一緒に
同じ道を、手を繋いで、ずっと
ver.13.5
毎晩の電話と時々のメール。
履歴を占める君の名前に、
待ち受け画面の自己主張。
ストラップはお揃いで、
着信音は指定された愛の歌。
僕はまるで君の持ち物?
口に出せば泣いて抗議する、
その依存が、時に重くて、時に愛しい。
君の愛と僕の愛は、
きっととても、似て非なるもの。
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