star sugar 015 1/5
ver.15.1
あの日、ふたりの間に何があったのかなんて、俺は知らない。
ただあいつは「早過ぎたんだ」と言い、きみは「別れることにした」と言い。
どんなに近くても結局のところ俺は部外者で、
慰める言葉も、詰る言葉も持たずに、ただ、それを事実と知らされて――
ひとつの恋が終わり、二手に別れるふたりを見届けることこそが俺の役目だと、
そう思っていたのに。
あの夏の終わり。
泣き腫らした顔だとか、見慣れているのよりも1/3減ってしまった眉だとか、
ふたりを不用意に近づけたものに、抗うことなく流されて――
戻る理由さえ失った、
きみと初めて手を繋いだ、あの夏の、終わり。
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