collabo 027 2/2




「昨晩のマクシム、ナマじゃないよね? 避妊具ちゃんと付けてたよね?」
「えぇ。付けてたけどそれがどうしたの?」
 不妊症の原因は女性の体質だけではなく男性側にも原因があると言うのを思い出しての発言だった。
 あくまでそれは流石の素人考えだし、その行為でサーモンピンクの体内に新たな生命が宿るならともかく彼女の性別体型全てが変わるとは思えないので、コレ以上の事は口にださずに流石はスルーの方向にもっていった。
「じゃあ本当にお手上げだな。館内放送で所長室に幹部召集を掛けた方が良い」
 流石は所長室に置いてあるマイクを手にとった。
「ちょっと待て流石! 幹部のみとは言え彼女のこの醜態を他人に晒すつもりか!?」
 壁の中からマクシムが講議の声を上げた。
「うっさいな、お前は大人しく壁に埋まってろよ。
 それにこれは彼女だけの問題じゃないだろ。秘研の参謀って立場からしても問題が発生する。
 今の俺もそうだったけど、仕事上参謀にしかわからない事もたくさんある。それなのにお前が今みたいにサーちゃんの事を隠していたらウチ全体の仕事も進まないだろう。
 それにサーちゃんが接待会食でどんだけウチのスポンサーの心を掴んでいると思ってるんだよ。次の接待ももうすぐじゃなかったけ? この危険極まりないおっさんの身体で表にだす訳にはいかないっしょ」
 いつもはふざけている癖に、この時の流石はまともそのものだった。
「幹部を呼ぶのはサーちゃんを一刻も早く元に戻す為と、サーちゃんの仕事を各自に分担させる為だ。
 広報部としては非常に美味しいニュースだが、今回は生唾のんで情報隠蔽工作に勤める。
 いくらお前が所長とは言え文句は言わせねぇぞ。今のお前とサーちゃんは動揺し過ぎてちょっと色々低下してるからな」
「あぁ…頼む流石」
 こういう時頼りになるのはコトに直面した当事者達より、冷静に物事を判断出来る第三者である。

 所内全域に流石の声で幹部召集が掛かったのはこの直後のコトだった。


 to be continued...


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