board meeting 007 2/2




 世間一般から見たら特異な組み合わせなのは、重々承知の上。
 ふしだらの結果だと謗る声があるのも知っている。
 …年齢差を気にしているのは、むしろ俺の方だ。
 そのことで引け目を感じて欲しくない。
 不甲斐ない男だと思われたくない。
 認められたい。
 願いとは裏腹に、外見がついていかないのだけれど…。
 それでも俺は遥香さんのことが本当に好きで。
 遥香さんも俺を好きだと言ってくれて。
 他の誰にも愛された記憶のない俺には、陳腐な表現だが遥香さんはそれこそ女神のような人で。
 優しいものを沢山与えてくれた人に、沢山沢山、いろんな幸せをあげたいんだ。
「その分早く出会えたから、いいんじゃない?」
 ぐるぐるループする思考の中に沈みこみそうになっていたら、遥香さんがそう言った。
「…そうだね」
 一瞬で明るいところに引き上げられて、俺は破顔して。
 ああこの人には敵わないなぁ、なんて負けを認めるのも時には幸せなことなんだって教えられる。
 力の抜けた腕から抜け出した遥香さんが、ついばむような口付けを、くれた。
「大好き」
 うん、俺も。
 願わくば、この夜がずっとずっと続きますように。


 -fin-




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